注意したい腸トラブル

現代人に多い代表的な腸トラブルを3つ紹介しています。

腸トラブル

Questions.1 小さい頃から腸が弱く給食などで牛乳を飲むとおなかを壊してしまいます。
また、外出時は緊張からか下痢になったりします。一度下痢になると2~3回は下してしまうので腸を丈夫にしたいのですがいい方法はないでしょうか?

Answeres 牛乳を飲んで、おなかを壊してしまう体質の人は、多くが「乳糖不耐症」によるものでしょう。牛乳などの乳製品を減らしたり、とらないようにすれば改善されるはずです。
また、外出時に緊張して下痢になるというのは「過敏性腸症候群」の症状の1つです。腸を丈夫にするには、生活習慣に気をつけることが大切です。適度な運動をして、暴飲暴食を避けてください。また、十分な睡眠をとることも重要です。規則正しい生活を心がけ、体調を整えましょう。
ただ、下痢が以前よりも長く続くようになったり、食欲の低下や体重の減少などがあるときは、別の病気が隠れていることもありますので、受診をお勧めします。

Questions.2 ガスがたくさん出て困っています。特に午後になると、10分間に1回くらいの間隔で出て、夕方までに20回以上出てしまいます。においはありません。家にいるときはよいのですが、外出時には何度もトイレに行かなければならず、とても因っています

Answeres 食事中におしゃべりをして空気を飲み込んでいたり、あるいは腸内細菌がガスを産生しやすい状態になると、ガスがたくさん出やすくなります。
プロパイオティクスのヨーグルトなどで腸内細菌のバランスを整えたり、偏食を改めるなど、食生活の改善が有効な場合もあります。ただし気分的な問題も影響するので、気にし過ぎないことが大切です。
ガスを我慢しても体に重大な影響が及ぶことはありませんが、悩むよりも「何度もトイレに行くのは仕方ない」というように、考え方を変えるのも1つの方法です。

Questions.3 少し前に、赤黒い血便が出たので大腸がんを心配して受診しました。結果はがんではなく、盲腸のあたりに「憩室」が4つあるので、そこからの出血ではないかということでした。治療はしなくてよいとのことでしたが、最初の血便時の出血がかなり多かったので、また出血するかと心配です。本当に治療をしなくても大丈夫でしょうか。

Answeres 大腸の壁には常に圧力がかかっていますが、大腸壁に弱い部分があると、そこだけ外側に出っ張ってしまいます。この出っ張った部分を「憩室」といいます。憩室の血管は、大腸壁の表面近くにあるため、ちょっとした刺激で出血しやすいのですが、通常は自然に止まります。
悪性ではなく、止血すれば何の問題もありません。再発することは少ないのですが、1年に2~3回出血する、数年間にわたって毎年出血するなど、再発を繰り返す場合は、憩室の血管を詰めたり、憩室のある部分の大腸をとる手術などが行われます。再発がなければ、特に治療の必要はありません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ